タイ 最新ニュースより

ヤマトのタイ合弁、東部8県に宅急便サービス拡大

2017年5月25日(木) 15時14分(タイ時間)

【タイ】ヤマトホールディングスのタイの合弁会社SCGヤマト・エクスプレスは22日から、タイでの宅急便サービスのエリアを、

これまでのバンコク首都圏(バンコク都、サムットプラカン県、ノンタブリ県、パトゥムタニ県)に加え、東部8県に拡大した。

 新たにサービスを開始したのはチャチュンサオ県、チョンブリ県、ジャンタブリ県、ナコンナヨク県、ラヨン県、プラジブリ県、サケーオ県、トラート県。

 SCGヤマト・エクスプレスは資本金6億3300万バーツで、ヤマトホールディングスの東南アジア地域統括会社ヤマトアジア(シンガポール)が35%、

タイ王室系複合企業サイアム・セメント・グループ(SCG)が65%出資。今年1月にバンコク首都圏で宅急便サービスを開始した。

 

【コメント】

タイは、日本のような便利な「ドア・to・ドア」の宅配便運送業者がなく、せめて郵便局のEMS、またはローカルの

個人事業者のみ。その他は一部運送会社もあるが遠方の場合は、数社に渡り、時間もかかり、料金も高く、破損紛失保証もないなど。

また、EMSの場合は、郵便局に荷物を持ち込みしなければならない不便がある。

タイ国内の配達では「時間指定配達や代引き、着払い、カード決算、コンビニ支払いなど」その他一部では配達伝票など全く

存在していないのが大半。「日本の運送会社の伝票管理システム等は素晴らしい」

 

タイの首都圏バンコク中心でも郵便局は少なく、スクムビットエリアの郵便局は、大半は駐車場もない。

「スクムビットSoi23の郵便局は駐車場がなく、時々警察が郵便局前の路上駐車違反のバイクを取り締まっているので

徒歩で郵便局まで行かなければならない❓大変😢」

EMSの場合は、小さな荷物は可能、でも大きな荷物や重い荷物、長尺物など指定以外は受け付けて頂けない現状。

では、今のタイ国内の

郵便局以外の宅配輸送方法の現状は、近くの場合は、トゥクトゥクかタクシーに依頼するなど。

遠方は、週一回、二回の田舎に行く運送会社「自営業」に依頼する。ただし、伝票も保証もなく

運転手が適当に料金を決める。「運転手が受取人の簡単な住所と名前を荷物にマジックで手書きするだけ。

事務所もなく、駐車場で荷物積込みの時に依頼する。(日本人の方には情報を知らなけれは依頼は不可能と思います)」

「元払いのみで受取個別配達は無く、指定の場所に取りに行く。(これも遠方の方は大変)」

または、田舎に行く長距離バスに依頼する。これも伝票も保証もなく、現地受取人がバス停で荷物を受け取る。「身元確認なし」

これがタイの現状でとても簡単に荷物を送る事も受け取る事も出来ない現状。「初めてタイに来た時はビックリしました。」

 

これらの理由で、最初はタイ国内で「通信販売業務」を計画しておりましたが、

まともな輸送システムがなく取引先に自らが荷物を受け取りに行かなければならないなど

この為に自らトラックを購入したり専用のドライバーなどを雇用しなければならないなど

すごく負担も多く、とてもタイで仕入れして、購入者に荷物を送る事は無理と思い断念しました「無理」。

日本では当たり前の通信販売業務もタイでは困難である。

運送宅配業がなければ、ITや文化が進んでもビジネスの発展はないと思ってたところ

やっとヤマトさんが一部の地域のみ宅配業務開始とエリアを拡大して頂いたことは光栄に思いました。

また、バンコクでヤマトさんが国際引っ越し業務以外に宅配業を行っていることをあまり知られていないので

もっと営業活動を拡大して頂き

今後タイ全県に「ドア・to・ドア」で安心して荷物が運べることを期待しております。